コグトレコースとは?
発達障害、次世代トレーニング
私は大学卒業後、高知市内の進学塾日野塾へ入社しました。この塾はエリート養成塾であり、卒業生は県内外の難関校へ進学する生徒ばかりでした。両親も社会的立場のある方が多かったです。しかし、難関校へ進学後不登校から退学、あるいは不良化した生徒の相談を受けることが多くなりその後、保護司を委嘱しました。並行して日高村の教育委員会に勤務することになり発達障害の子供達と接することになりました。日野塾時代の生徒の対応では全く効果がないことに驚嘆すると共に己の無力さを知りました。心理の勉強性の必要を感じ矯正施設の就労担当カウンセラーとして勤務することになりました。矯正施設では、簡単な計算ができない、図形が書けない、認知機能に問題がある者の多さに驚きました。さらに幼少時代からの目を覆いたくなるような家庭環境の者が多くいることから幼少時代からの教育の必要性を改めて感じ高知県教育委員会スクールカウンセラーとして勤務することになりました。試行錯誤で認知機能の強化や発達障害の勉強をしていたところ児童精神科医の宮口幸治先生のコグトレと出会いました。コグトレは以下の趣旨で誕生しました。
子どもたちの支援には社会面、学習面、身体面といった角度からのアプローチがあります。社会面では対人スキルや感情統制力、問題解決力の向上など、学習面では認知機能の強化、身体面では身体的不器用さの改善などです。認知機能の強化が学習面で必要と考えるのは、認知機能そのものが学習の土台となっているからです。認知機能には記憶、知覚、注意、言語理解、判断・推論といった要素が含まれていますが、これらのうち一つでも欠ければ学習は言うまでもなく日常生活さえ満足に送れないでしょう。コグトレはそれぞれの認知機能の要素が強化できるよう対応した紙と鉛筆を使ったトレーニングです。
コグトレは主に小学生を対象に作ってありますが、幼児の早期教育、知的なハンディをもった中・高校生への学習支援、高齢者の認知症予防、統合失調症や高次脳機能障害の認知機能リハビリテーション等にも十分に利用可能です。やる気はあっても認知機能の弱さから勉強に困っている子どもたちにとって、コグトレが勉強好きになるきっかけの一つになればと、心から願ってやみません。
- 教室の困っている子を支える!
認知機能強化! - 認知機能強化トレーニング!
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